神をも討つ力を持つ聖魔導師ブルース。彼は20年もの間、エルフ族を陰から守り続けながら、女王ダイアナの夫として暮らしていた。
しかし、正体を知らないダイアナからは無能と蔑まれ、愛する妻にさえ認められない日々を送っていた。
ある日、ダイアナの元恋人が彼女を侮辱する。ブルースは妻を守ろうとするが、逆に濡れ衣を着せられ、ダイアナから離婚を突きつけられてしまう。
ところが、彼は一切引き止めることなく、あっさりと離婚を受け入れる。
20年間、当たり前のようにそばにいた夫が去ろうとしていることに、ダイアナはまだ気づいていなかった。
最強の魔導師を失ったとき、彼女は初めて自らの過ちと、二度と取り戻せない愛の重さを知ることになる――。